1999-02-24 第145回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第3号
○参考人(二宮克美君) まず第一点の成績学歴尊重主義というのはお手元にある私の資料の中で、実はこれはもう十四、五年前に調査して、こういう問題点があるのだなということで書かせていただいたものであります。
○参考人(二宮克美君) まず第一点の成績学歴尊重主義というのはお手元にある私の資料の中で、実はこれはもう十四、五年前に調査して、こういう問題点があるのだなということで書かせていただいたものであります。
伺いたいのですけれども、一つは成績学歴尊重主義の問題点について先生が触れておられました。高校入試の問題なのですが、私は神奈川県に住んでいるのですけれども、公立高校は複数志願ということで、第一志望がだめですと第二志望というふうになっていくのですが、高校一年生で中途退学者が大変多い状況になっていまして、不本意な入学ということなんです。
その中で、自尊感情が今の成績学歴尊重主義の中で学校生活の適応性が奪われてくる、そして学校に適応しない者ほど自尊感情が低くなってくる、こういうお話でありますが、今の教育制度の中で一概に成績学歴尊重主義というものがなかなか解消しづらい中にある。